医学部学生は
ポリクリ
臨床実習で、
具体的に
各科の特徴に
触れることになり
また、
医局の内情を知る
ことになるので
将来自分が
何科に進むかを
ほとんど、
この時期に
決めていました。
今は、卒業後に
各科ローテートが
3年間あるので
入局先を決めるのは
その頃に比べて
相当、後となります。
私たちは、
福井医科大学
２期生だったので
各医局も、新しく
できたばかりで
医局員が少なく、
ポリクリにくる
学生は、将来入局
するかもしれない
金の卵なので、
学生への扱いは、
比較的甘かった
ように思います。
医局説明会では
１次会から
３次会までもが
すべて医局の接待で、
さらに交通費として
お小遣いまで
握らせてくれる
医局までありました。
わたしは、
自分の骨折を
きっかけに、
医師にあこがれて
医学部に入った
のですが
実際に整形外科の
ポリクリを回っても
強く惹かれるものが
ありませんでした。
私が想像していた
以上に、母校の
整形外科医局の
雰囲気が古風だった
からかもしれません。
ポリクリグループの
同級生たちが早々と
入局する医局を
を決めていく中で、
私はまだ、進路を
決めかねていました。
私が、人生を決める
きっかけとなるのは
母校でのポリクリでは
ありませんでした。

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